内部機械の劣化により、風呂釜から突然お湯が出なくなることがあります。

お湯が出なくなったら、代わりに冷たいお風呂に入ることができます。特に冬場、お湯が出ないお風呂に入るのは難易度が高いです。

しかし、浴槽を交換する場合、いつ、どれくらいの費用がかかるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、浴槽の交換にかかる費用や理想的なタイミングについて、さらに詳しくご紹介します。

風呂釜はいつ交換すればいいのですか?

 

風呂釜の寿命は、使用頻度や状況にもよりますが、10~15年と言われています。また、製品寿命中に発生した不具合については、同一機種の生産終了後10年間は、製品メーカーが交換部品を提供します。

つまり、10年以上使用した浴槽が故障した場合、交換部品が手に入らない可能性があるということです。一般的な製品保証期間は1~2年ですが、メーカーや販売店によっては、3年、5年、10年まで延長できる有償保証も用意されています。

急にお湯が出なくなったなどのトラブルが発生した場合、保証期間内であれば、購入した販売店に連絡を取り、修理してもらいましょう。寿命が来た浴槽は、修理ができない場合もありますので、その場合は買い替えをお勧めします。

風呂釜の交換にはメリットがあります。

 

壊れた風呂釜は、浴室の使い勝手を向上させるチャンスかもしれません。

風呂釜の機能をグレードアップしたものに交換すれば、より快適に使用できるようになります。例えば、バランス釜(屋内用)をホールインワン型(屋外用)に交換することで、浴室にゆとりを持たせることができます。浴槽が広くなることで、より多くのお湯を使うことができます。

各種風呂釜の特徴を解説しています。

 

燃焼のために空気を取り込む場所や排気方法によって、風呂釜の種類は様々で、次の5つに分類されます。

BFタイプ

BFタイプはバランス型とも呼ばれ、外気を利用して燃焼を発生させます。使用した空気も外に排出するため、空気汚染や一酸化炭素中毒の心配がほとんどない。

また、電気を使わないため、停電時にも使用できる。設置場所と浴槽が近い。

FFタイプ

FFタイプの風呂釜には送風機を使用しています。BFタイプと同様、外気を風呂釜内に取り込み、外気を排出するため、防犯対策に適している。

本体は屋内に設置し、小さな排気筒を屋外に出しています。

RFタイプ

RFタイプの風呂釜は屋外に設置するため、浴室内に設置スペースを必要としません。

排気筒を使わず、本体から直接外気を取り込み、排気する。

FE タイプ・ CF タイプ

FE型、CF型は室内から燃焼用空気を取り込む。どちらも屋外に設置され、送風機の有無が唯一の違いである。

CFタイプは送風機がないため、風の影響を受けやすく、排気が逆流する危険性がある。そのため、現在では使用が禁止されている。

風呂釜の交換にかかる費用と期間は?

 

風呂釜を交換する場合の価格と期間について説明します。

交換の費用について
浴槽の交換は、一般的に10万円~20万円程度かかります。この金額には本体価格と工事費の両方が含まれているため、実際には依頼する業者によって費用が変わってきます。

よく探せば、相場よりも安い料金の専門業者も見つかります。とはいえ、安心して使いたいなら、安かろう悪かろうでは困ります。評判の良い業者を見つけることが重要です。信頼できる、お金に見合った資格のある業者を選びましょう。

期間。

浴槽の交換だけであれば、1~2週間で作業は終了します。浴槽のほか、浴室の内装もリフォームする場合は、作業が大掛かりになり、日数もかかります。

ちなみに、バスタブの設置中は浴室が使えなくなるので、同時使用は避けましょう。

風呂釜交換のポイントアイデア

 

浴槽の施工には資格が必要であり、資格のない浴槽の交換は禁止されています。
そのため、自分で工事をするという選択肢はありません。

万が一、ガス漏れが発生した場合、最悪の場合、爆発が起こる可能性もあります。

浴槽の交換は、できるだけ資格のある業者に依頼しましょう。

信頼できる業者を選ぶ

浴槽は、メーカーが工業生産しているため、品質が保証されています。しかし、施工の良し悪しは業者によって差があります。

浴槽は10年近く毎日使うものですから、将来も安心して使うためには、信頼できる業者に依頼することが大切です。交換工事がすぐにできること、受付から対応までが迅速であればなおよいでしょう。

さらに、工事保証や購入後のサポートの充実度にも注目しましょう。メーカー保証に加えて、修理に対する保証があるお店を選ぶとよいでしょう。

浴槽を購入する際には、相見積もりを取ることが重要です。本体価格はネットで見積もることができますが、破損した配管部品の交換価格など、工事費もあり、工事時に査定されます。そのため、ウェブ検索だけでは適正価格かどうかの判断は難しいでしょう。

風呂釜の交換は、近所のガス器具販売店やリフォーム会社など、複数の業者から見積もりを取り、比較することで、全体の工事費の目安を知ることができます。

まとめ

 

風呂釜を交換するメリットについて解説しています。さらに、交換にかかる費用や交換のタイミングについても解説しています。風呂釜は使い始めてから10年は使うことになります。浴室の安全性や快適性をアップさせるには、風呂釜の交換が必要な時期がおすすめです。

大切に使い続けるためには、信頼と実績のある業者に依頼することが肝心です。業者選びの前に、しっかりと比較検討しましょう。