洗面所の詰まりの原因として一番多いのが、髪の毛です。この記事では、洗面所の詰まりの予防と対策方法について解説していきます。
洗面所の詰まり予防
それでは最初に洗面所の詰まり予防について取り上げていきます。
・洗面所は頻繁に掃除するようにする
基本的に洗面所の排水口というのは、汚れが溜まりやすいものです。やはり髪の毛や男性であれば髭などを剃ったりするので、どうしても汚れてしまいます。
髪の毛や髭の場合は、水で洗い流しながら、拭き取る要領で掃除していきましょう。
このように特に汚れやすい場所は、メラミンスポンジなどを活用することで、ピカピカにすることができますので、覚えておいてください。
そして、予防の一環として週1でいいので、錠剤タイプの洗浄剤を使うようにしてください。これを使うことで、詰まりの原因となる髪の毛やヌメリなどをキレイにできます。
これらの錠剤タイプの洗浄剤は30分~1時間程度放置して、水でしっかり洗い流すだけでOKです。
また、これらの洗浄剤はトイレの水たまり部分やお風呂の排水口にも使えることが殆んどですので、ホームセンターやディスカウントショップへ行ったら、揃えておきたい1品でしょう。
・身支度に必要なもののみ置く
基本的に身支度に必要なもののみ置くようにしてください。
身支度に必要なもののみとなると、歯磨きセット、男性であればこれに付け加えてシェービングセットというところでしょう。女性であれば、アクセサリーやヘアピンなどだと思います。
これらを棚があれば、棚に入れて置くようすることで必然的に洗面所の排水口に落とす確率が低くできますので、結果的に詰まりの予防として効果が期待できるのです。
・パイプクリーナーを使う
洗面所を普段、掃除するときからパイプクリーナーを使うようにしておくと詰まりの予防にもなります。
やはり普段からパイプクリーナーを使うことで、詰まりの予防力は上がるものです。
毎日使う必要はありませんが、月に2回~3回ほどパイプクリーナーを使うと、基本的に詰まることは殆んどないといっても過言ではありません。
特に髪の毛や油汚れの場合は、アルカリ性か塩素系のパイプクリーナーを使ってください。ここで注意して欲しいのが、アルカリ性と塩素系のパイプクリーナーを混ぜることは絶対にしないでください。
有毒ガスなどが発生して、健康を害してしまう可能性があるからです。分かりやすく書きますと、「まぜるな危険」というパッケージであれば他の液体等と混ぜることは絶対にしないでください。
パイプクリーナーは大体、1回につき100ml~150mlを使い、30分から1時間程度放置して、しっかりと洗い流すというものです。
お値段の方は、200円~300円程度で購入できますので、常時、家にストックしておいてもいいでしょう。
洗面所の詰まり対策方法
最後の項目においては、洗面所の詰まり対策方法について解説していきます。
・髪の毛が原因の場合の対策方法
髪の毛が原因で洗面所が詰まってしまった場合は、少量の髪の毛であれば詰まりは少量の水を流すだけで解消することがあります。
しかしながら、髪の毛が大量となってくると水を流すだけでは解決は難しいでしょう。
この場合、排水トラップを分解する必要があります。(S字、P字)、分解するにあたってはドライバ―類やバケツ、歯ブラシ、割りばし、ゴミ手袋等を用意してください。
排水管の下にバケツを置いてください。次に排水トラップのネジやキャップナットを緩めてトラップを取り外してください。
トラップを取り外すと、水が出てきてしまいますので、バケツで水を受け止めます。
排水トラップ内の髪の毛や汚れを歯ブラシや割り箸等で取り除いていってください。汚れを取り除いたら、外した逆の手順で排水トラップをしっかりと取り付けてください。
・汚れが原因の場合の対策方法
汚れが原因で洗面所が詰まってしまった場合は、クエン酸か酢、重曹を用意してください。
そして、水200mlで小さじ1杯のクエン酸を混ぜたクエン酸水を作ってください。次に排水口の周囲に重曹を多めにふりかけます。
その後、クエン酸水をふりかけてから、30分~1時間程度放置してください。
最後に40℃~45℃のお湯を使って洗い流してください。
こうすることによって、汚れが原因で詰まりを起こした洗面所は元通りに使えるようになることでしょう。
しかしながら、どの方法を使っても詰まりが解消できないときは、ご自分が信頼している水道修理業者へご相談・依頼するようにしてください。