この記事ではキッチンの蛇口を「新品に交換したい」「水漏れするようになってしまったのでそろそろ新しい蛇口へ交換したいと」考えている方が、ご自分で交換する際に把握しておいて欲しいことや、用意すべき工具(道具)などについて取り上げていきます。
是非とも参考にしてください。
1-1.「確認事項として」
キッチン蛇口をご自分で交換する際の確認事項が幾つかありますので、ご説明致します。
・修理で元通りにならないか?
キッチンの蛇口が水漏れをしている状態や、固定が緩くなりガタガタしている状態でやむを得ず新品に交換したいと考えている方は、ちょっと待ってください!
この場合は修理すれば元通りに快適使える可能性があります。
蛇口が水漏れを起こしている場合は、パッキンやコマ類の経年劣化果てはナット類の緩み等です。因みにナット類の緩みにより固定が緩くなることもあります。
この場合は、部品交換とナットを締め直すだけでまだまだ使えるようになります。
・キッチン蛇口を15年以上使用していないか?
基本的に蛇口類の寿命は大体10年~15年程が相場とされています。手入れや清掃しておくことで20年、30年と使えることはあります。
しかし15年ほど使用している蛇口であれば、何処かしらガタがきていることも多くありまして、破損などもしていることもあるのです。
これは蛇口本体の破損や壁の中に埋め込んである配管類の経年劣化などによって、蛇口の機能が今ひとつという場合は、部品が原因なのか本体が原因なのかを確認することで、直す箇所や部品が的確に分かりますので、費用的にもかなり安く仕上げることが可能になります。
・蛇口が詰まっていないか?
キッチン蛇口の水やお湯の出が悪いとお悩みで、「この際、新しいものに」と考えている方もいらっしゃることでしょう。
しかしながら、これは蛇口が詰まっているだけという場合もあります。詰まりがなくなれば今まで通りに快適に使えるのです。
蛇口の詰まり解消方法として、吐水口の網に汚れ等があって詰まりが生じているわけですので、この汚れ等に対して使わなくなった歯ブラシ等でゆっくりと掃除してあげることで詰まりは解消されます。
これでも解決できない場合は、給水管などに不具合が生じている可能性が高いので、ご自分の知識で解決できるならば構いませんが、知識等がない方は無理せずに水道修理業者に相談・依頼するようにしてください。
1-2.「蛇口の種類と口径の確認」
ご自分でキッチンの蛇口を交換するといっても蛇口の種類や口径を把握していない状態では、手も足も出ないので、必ず蛇口の種類と口径の確認をしてください。
蛇口の種類について取り上げていきます。
・壁付タイプ
先ず紹介するのが壁付タイプの蛇口です。このタイプは、「ツーハンドル」、「シングルレバー」「単水栓」などが主流になります。
・台付きタイプ
台付きタイプの場合は、「シングルレバー」(ワンホール)、「シングルレバー」(ツーホール)、「ツーハンドル」(ツーホール)が主流。
このように蛇口の種類を確認した次には、口径の確認も怠りなくしてください。
口径が違う場合には、取り付けられない場合もありますし、取り付けることができたとしても水やお湯が出ない等のトラブルに見舞われてしまいます。
果てはグラグラして安心してキッチンの蛇口が使えないということにもなり兼ねません。
このようなことを防ぐ意味からも、しっかりと蛇口の種類と口径は確認する必要があるのです。
2.「蛇口交換に必要な工具(道具)を準備する」
上記のように蛇口についての確認事項と、蛇口の種類及び口径を確認し終えたら蛇口交換に必要な工具(道具)を準備する必要があります。
この項目では蛇口交換に必要な工具(道具)について取り上げていきます。
先ず必要になる道具がプラスドライバーとマイナスドライバーになります。(ドライバーセットでもOK)ドライバーがなければ、話になりませんので必ず準備するようにしてください。
次に必要になるのがモンキーレンチとウォーターポンププライヤーになります。
その他は、交換時に水浸しになる可能性も否定はできませんので、バケツや雑巾、ゴミや汚れを処分する際に使うビニール袋1枚~2枚ほど(使わなくなったスーパーの袋などでもOK)
これらの工具(道具)を全部揃える際に必要な費用は、大体4,000円~5,000円程度になります。
ここにご自分で確実なキッチン蛇口交換に関しての知識があれば、業者を呼ぶよりもかなりお得に蛇口交換ができることでしょう。
そして、止水栓を閉めてから、ひとつひとつ部品や本体を取り外していき、新しいキッチン蛇口に交換すれば終了となります。
このように説明すると非常に簡単なように思えると思いますが、水回りは非常に複雑且つデリケートな部分です。したがって、工具(道具)を用意したものの自分で上手にできなかった場合や、自信がない方は水道修理業者に相談・依頼するようにしてプロに確実な仕事をしてもらいましょう!